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放送教育ネットワーク

 

  本園では、昭和39(1964)年から教育放送番組の継続視聴を続けており、毎日のテレビ視聴が、園での日常生活の一部となっている。この度の全国大会における実践研究交流会の発表を期に、

  1. 放送番組が、子どもの活動やあそびにどのように生かされているのか
  2. 放送番組によって、子どもの興味・関心がどのように高められていくのか
  3. 放送番組を保育の中で、どのように活用したらよいか

ということを再考し、実践を通して探ってみることにした

 
 
 
  1. 放送番組の位置づけ(教材であり、環境である)
  2. 継続視聴をする(視聴態度ができる。自分で考え、展開する力がはぐくまれる)
  3. 番組内容の理解(番組の内容が、子どもにとって魅力的であること)
  4. 視聴記録をとる(子どもの反応をより正確に把握する)
  5. 展開する(視聴の様子を読み取り、指導計画に基づき活動、あそびの展開を援助する)
 
 
    各クラスの展開活動記録をもとに発表事例を絞り込み、4歳児『しぜんとあそぼ・かまきり』を取り上げた。テレビで放送された頃に、ちょうど本物のかまきりを原っぱや道端の草むらで見ることができたので、テレビ視聴をきっかけに活発な活動が展開された。3回にわたり視聴したが、それぞれの興味の段階によって新しい発見や気づきが見られ、かまきりへの興味がより深まった。そして、かまきりから周りの自然についても目を向けるようになり、一人ひとりが自信をもって活動したり、友達と意見を交わしたりと、主体的に動くようになっていった。改めて継続視聴が子どもたちに及ぼす力の大きさに驚かされることとなった。
 
 
「かまきり、みつからないね」こんな葉っぱの所にいるはずだと、一生懸命探している(1度目の視聴後)。
「やっぱりおおかまきりだね」「みんなにも教えてあげよう」と図鑑に夢中。ゆうきくんは、まだかまきりに触れない(2度目の視聴後)。
「ぼくもかまきりつかまえたいなー」虫が苦手なけんちゃんが一言。この日からかまきり探しに熱中していく(3度目の視聴後)。
 
 
    放送番組は、具体的でインパクトが強く、情報量が多い。子どもの情動を刺激し、活動への意欲が高められる。また、継続視聴する中で繰り返し同じ番組を視聴する(2回から4回、繰り返し放送される)ことが活動を深めていく。もう一度確かめたり、子ども同士仲間と確認したり、とても大切な意味を持っていることが実感できた。子どもが環境に働きかけて自ら学習し、獲得していこうとするとき、教育放送番組は未来への扉を開いてくれるすばらしい教材であると確信した。
 
 
    子どもたちが感じた興味や感動を教師が的確にとらえるためにも、教師はふだんから子どもの興味や関心を感じ取るアンテナを磨くことが大切である。そして、教材研究の一助として放送番組の研究をしていくことがなにより大事であると感じた。今後も、子どもと一緒に感動し、一緒に楽しみながら放送番組の継続視聴を続けていきたいと思います。
   
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