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開会行事 岩手県教育委員会教育長挨拶
(盛岡市民文化ホール)


パネルディスカッション「メディアリテラシーと教科学習の接点を探る」
写真左から鈴木克明(岩手県立大学)、
稲垣忠(東北学院大学)、
佐藤正寿(水沢市立水沢小学校)、
金隆子(米沢市立南原中学校)、
箕輪貴(NHKエデュケーショナル)の各氏

学びを育む教育メディアの活用
~放送教育研究会東北大会・岩手大会を終えて~


第46回放送教育研究会東北大会
岩手大会実行委員長 高野豊四郎

岩手山がくっきりと見える爽秋の10月1日(金)に、第46回放送教育研究会東北大会岩手大会が盛岡市民文化ホールを主会場にして開催されました。大会主題に「学びを育む教育メディアの活用」を掲げ、本県では8回目の大会になりました。
午前中は、5校種による公開授業・実践発表・研究協議が行われ、各分科会とも盛会でした。午後は、従前に行われてきた講演を止めて、パネルディスカッションを行いました。岩手県立大学鈴木克明教授がコーディネーターを務められ、岩手県・宮城県・山形県・東京都から4名のパネリストをお迎えして、放送教育の核心にふれる有意義な会になりました。テーマは、「メディアリテラシーと教科学習の接点を探る」と題し、各パネラーから貴重な実践や提言が交換されました。大会研究主題に直結した今日的なテーマであり、参加者から大変勉強になったという声が寄せられました。
本大会が目指すものは、「生涯学習社会の中で、主体的に学び続ける子どもを育てるために、今、未来をたくましく切り拓いていく力の育成が求められています。半世紀間に及ぶ東北放送研では、『メディアの変遷とその活用の在り方』の研究が続けられてきました。『ラジオからテレビ、そして、多メディアへ』と変遷する中で、教育メディアの特性を生かした『学び』を、岩手から提案します」というものです。
岩手県教育委員会をはじめとする各機関・団体、全放連・東北放協、盛岡・仙台放送局から多大のご支援をいただいたことに感謝を申し上げます。


岩手大会報告(2)

台風一過の秋晴れの当日、「学びを育むメディア教育の活用」の大会主題のもと、地元岩手県を中心に200余名の参加者が集まった大会であった。幼・保部会、小学校部会、中学校部会は公開授業、高等学校部会、盲・聾・養護学校部会では実践報告と、充実した1日であった。各会場を分刻みでまわることになってしまったが、放送を活用することで学習活動が豊かになっていく様子を垣間見られたような気がする。子どもたちの輝く瞳の中に、今日の授業で学んだことがいつまでも心に残っていくことを願わずにはいられない。先生方の熱心な取り組みを見て、頭の下がる思いであった。各校種別の公開授業、実践報告を以下に記す。


聖パウロ幼稚園での保育風景


小学校分科会(盛岡市立太田東小学校)
(1)幼・保部会・聖パウロ幼稚園
幼・保部会の会場園である聖パウロ幼稚園は、「豊かな感性を育む放送番組の活用を考える」の主題のもと、3、4歳児はテレビ、5歳児はラジオの『お話でてこい』を聴取した。『うたっておどろんぱ』を視聴した3歳児は、番組に合わせて体を動かしたり踊ったり、友達や先生と話し合ったりして生き生きと楽しみながら番組を視聴した。『つくってあそぼ』の4歳児は、視聴後、広告紙や空き容器を使っていろいろな虫を作って遊んだ。ラジオ聴取の5歳児は、イメージ作りから遊びのきっかけ作りをしてその後友達と共感する喜びを味わった。

(2)小学校部会・盛岡市立太田東小学校
「放送のメディア特性を活用した授業の展開」として、2年音楽番組『ドレミノテレビ』を視聴した。音楽遊びを提案する「ドレミノアソビ」から子どもたちの感性をひきだすメディアの有効活用を考えた。実践報告として仙台市立北六番丁小学校の亀崎英治教諭から「梅田川プロジェクト2003-現在・過去を調べ、未来の川を考えよう-デジタル教材『川』を活用した総合的な学習の試み-」について発表があった。

(3)中学校部会・盛岡市立厨川中学校
「『新しい時代を生きる力』を培う放送・視聴覚教育の在り方」の主題のもと『10min.ボックス』を視聴した。目は、光を受ける感覚器官であることから目の仕組みに興味を持たせ、放送教材を使った授業展開を行った。実践報告は福島市立茂庭中学校永倉久教諭の「テレビ番組制作から地域への情報発信へ-NHK放送コンテストへの取り組みと上川浄化活動-」であった。

(4)高等学校部会・盛岡市民文化ホール(マリオス)会議室
「教育情報ネットワークと教育メディア活用のヒント」として4件の発表があった。①岩手県立軽米高等学校の清水千日代教諭から「視聴覚による生徒指導と教科指導-デジタルビデオからNHK番組利用まで-」、②岩手県立福岡高等学校坂井廣幸教諭の「授業用コンテンツの授業への活用について」、③山形県立左沢高等学校の井上敦夫教諭から「谷地域と白鳥十郎長久に関する諸資料」、④岩手県立一戸高等学校の高橋雅典教諭からは「簿記の指導に視聴覚機器は有効か」、のそれぞれのテーマについて研究報告があった。

(5)盲、聾、養護学校部会・盛岡市民文化ホール(マリオス)会議室
「放送番組を取り入れた教育メディアの活用」として、①岩手県立気仙養護学校の吉田文男教諭から「本校におけるメディア教育の取り組みについて」、②岩手県立一関養護学校の栃内裕文教諭は「中学部における放送番組の活用状況について」、③岩手県立一関聾学校の高橋正教諭からは「本校における手話ニュース番組の活用-豊かな語彙数の習得に向けて-」の3件を発表した。


実践発表をするパネリストの金隆子氏(右)と佐藤正寿氏(左)
午後から行われたパネルデスカションは「メディアリテラシーと教科学習の接点を探る」のテーマのもと、教科学習の中に「映像表現やメディアをどのように位置づけ、どのような力をつけたらよいかについて論議した。
水沢市立水沢小学校の佐藤正寿教諭は、昨年度取り組んだ『おこめ』の番組を使った実践を報告した。今年度は、『にんげん日本史』で取り上げる人物をメイン教材にして、番組のホームページからデジタル教材を活用して、クリップや電子掲示板を活用した学習の様子を発表した。
米沢市立南原中学校の金隆子教諭は、国語科の学習「交流」の場面で、『体験メディアのABC』『にほんごであそぼ』の番組利用からポーランドの学校との交流を通して伝えたいことを組み立てる方法や表現方法を学び、日本の伝統文化の紹介や古典学習の実践から伝え合う力について考えた学習活動を紹介した。
2人の発表をもとに、NHKエデュケーショナルの箕輪貴氏はデジタル教材の説明や情報活用のあり方などを送り手の立場から説明し、今後のメディアの方向性を示唆した。東北学院大学の稲垣忠氏は、メディアリテラシーについて考えるとともに、情報活用能力と映像によるコミュニケーション能力の育成との関係から議論を展開した。コーディネーターを務めた岩手県立大学鈴木克明氏は、4人の議論を踏まえ、メディアの伝え方を意識するところから、教師とメディアの関係を考えていく大切さに触れていた。


全国放送教育研究会連盟事務局・東北ブロック担当
寺村 勉(埼玉県さいたま市立浦和別所小学校)




岩手大会の目指すもの

生涯学習社会の中で主体的に学び続ける子どもを育てるために、今、未来をたくましく切りひらいていく力の育成が求められています。
半世紀間に及ぶ東北放送研究会では、「メディアの変遷とその活用の在り方」の研究が続けられてきました。
「ラジオからテレビ、そして多メディア」と変遷する中で、教育メディアの特性を生かした「学び」を、岩手から提案します。

大会主題 学びを育む教育メディアの活用
日  時 平成16年10月1日(金)
会  場 幼・保部会 聖パウロ幼稚園
小学校部会 盛岡市立太田東小学校
中学校部会 盛岡市立厨川中学校
高等学校部会 マリオスF18会議室(盛岡市民文化ホール)
盲・聾・養部会 マリオスF18会議室(盛岡市民文化ホール)
全体会・パネルディスカッション 盛岡市民文化ホール
日  程 (午前の部・盛岡市内各会場園・校)
9時~9時30分 受付
9時30分~12時 公開保育・授業、実践発表、研究協議
主 題 幼・保部会 豊かな感性を育む、放送番組の活用を考える
小学校部会 放送のメディア特性を活用した授業の展開
中学校部会 「新しい時代を生きる力」を培う放送・視聴覚教育の在り方
高等学校部会 教育情報ネットワークと教育メディア活用のヒント
盲・聾・養部会 放送番組を取り入れた教育メディアの活用
(午後の部・盛岡市民文化ホール)
13時~13時30分 受付
13時30分~14時 開会行事
14時~16時 パネルディスカッション
テーマ メディアリテラシーと教科学習の接点を探る
  コーディネーター
パネリスト
鈴木克明・岩手県立大学教授
稲垣 忠・東北学院大学講師
佐藤正寿・水沢市立水沢小学校教諭
金 隆子・米沢市立南原中学校教諭
箕輪 貴・NHKエデュケーショナル教育部長
16時~17時 閉会行事
参 加 費 2000円
主  催 東北地方放送教育研究協議会、岩手県放送教育研究協議会、NHK盛岡放送局、岩手県小学校放送教育研究会、
岩手県中学校放送教育研究会、岩手県高等学校教育研究会視聴覚部会、
岩手県幼稚園・保育所放送教育研究会、岩手県盲・聾・養護学校視聴覚教育研究会、全国放送教育研究会連盟
共  催 岩手県教育委員会、盛岡市教育委員会
後  援 文部科学省、厚生労働省、青森県教育委員会、秋田県教育委員会、山形県教育委員会、福島県教育委員会、
宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、岩手県小学校長会、岩手県中学校長会、岩手県高等学校長協会、
(社)岩手県私立幼稚園連合会、岩手県国公立幼稚園協議会、岩手県社会福祉協議会保育協議会
問い合わせ 総合事務局
〒020‐0144 盛岡市土淵字幅2-3 盛岡市立土淵中学校 小田カズエ
TEL 019-647‐8590 FAX 019‐647‐9848

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