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放送教育ネットワーク

ネットワーク通信


2012年10月5日(金)

東海北陸地方放送教育研究協議会

第50回東海北陸地方放送教育研究大会を終えて

愛知県視聴覚教育研究協議会事務局次長 川本 哲也(愛知県一宮市立朝日西小学校)

■大会の概要

第50回東海北陸地方放送教育研究大会(全国放送教育研究会連盟東海北陸ブロック愛知大会)が、8月17日(金)に名古屋市中村区の「ウィンクあいち」(愛知県産業労働センター)を会場として開催された。研究主題は「未来を拓く学びの場を創造しよう」。午前は開会行事に引き続いて講演会を行い、午後は部会研究を行った。

講演会は辻井いつ子氏による講演。演題は「明るく、楽しく、そしてあきらめない生き方」ということで、全盲である長男・伸行氏の可能性をいかに引き出したのか、ピアノとの出会いからヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝までに至る伸行氏の成長ぶりについての講演であった。

■幼稚園保育園 ①「感じる心を育てる」部会

1つ目は「お話でてこい」を聴く活動を通して、幼児たちの聴く力を育むための教師の援助の工夫の報告。回を重ねるごとに、ラジカセで聴くということ自体に慣れ、音楽や効果音を楽しむだけでなく、お話の中身を聴こうとする姿勢が身についた様子の発表だった。2つ目は園外散歩や飼育、栽培などを通してさまざまな自然にふれ、見たり、考えたりしながら自然の不思議や美しさに気付かせるようにする工夫の発表だった。

■小学校中学校 ②「放送番組活用」部会

1つ目は中学校1年生英語の自己紹介活動を行う単元で、既習表現を使った自己紹介をプレゼンテーションソフトで制作し、電子黒板を使って発表させた報告だった。また、広報委員会の活動で、行事や部活動の取り組みを撮影・編集して番組を作り、電子黒板を使って放送した実践の報告だった。2つ目は中学校3年生数学「平方根」の単元で、NHKのデジタル教材「高校講座 チョー基礎からはじめよう!ベーシック数学」などの数学クリップを授業で活用した実践発表。3つ目は小学校4年生理科「電池のはたらき」の単元で、NHKデジタル教材『ふしぎ大調査』を視聴し、乾電池2個の並列つなぎ・直列つなぎのモーター稼働による放電持続時間が違うことを理解させる授業についての実践発表である。

■小学校中学校 ③「総合的な学習」部会

1つ目は小学校5年生「5の3思い出の1ページ」という単元で、デジタルカメラの使い方を身につけ、必要な情報を集めたり発信したりする力を身につけさせるための工夫の発表だった。2つ目は中学校1年生「調べてみMy Work !」という単元で、望ましい職業観や勤労観の育成を期して、放送教材を活用した指導計画を立てた授業実践の報告。3つ目は小学校3年生『「伝える」力を高めよう』という単元で、NHKのデジタル教材。「メディアのめ」「伝える極意」の放送を利用した実践の報告だった。

■小学校中学校 ④「情報教育」部会

1つ目は小学校4・5・6年生総合的な学習の時間や国語で、「探偵ゲーム」や新聞の見比べなどの活動を通して、情報の性質を理解させ、情報を収集・比較する大切さや、主体的に読み解く大切さに気付かせる工夫の発表だった。2つ目は小学校5年生国語「豊かな言葉の使い手になろう」の単元で、児童の実態に応じたデジタル教材を作成し、自作した映像を見せることで、普段、学級で行われている討論とよりよい討論を比較させ、より考えが深まり合う討論をするために必要な事柄に気づかせた実践報告。3つ目は中学校全学年の情報モラル教育。携帯電話の疑似体験ソフトを利用し、生徒一人ひとりがプロフを作成し、そのプロフに潜む危険性を学習させた実践発表であった。小中学校部会では一番参加人数が多かった。

■高等学校 ⑤「メディア研究」部会

1つ目は2年生地理歴史科日本史Bで、提案者が担当している3クラスで、それぞれNHK10min.ボックス、NHK高校放送講座・資料集を、単独使用・同時併用して授業を行い、授業ごとにアンケートを実施し、生徒への定着度合いと興味の喚起の度合いの比較検討を行った実践の発表。2つ目は全学年地理歴史科地理A・B「村落と都市・地域調査」の単元で、
「Google Map」や「Yahoo Map」「Google Earth」を用いて、それらをどう活用すれば地理の学習に効果的かを検討した実践発表。3つ目は2・3年生理科生物Ⅰ「生殖と発生」の単元で、生物現象に見られる形態変化を連続的にとらえるため、場面に応じて視聴覚教材を効果的かつ効率的に活用する方法を検討した実践の発表。

■全校種 ⑥「放送番組交流」部会

今年度新たに設けた第6部会では、「NHK for School活用講座」と題して、前半は
「NHK for Schoolリエゾン」の方をお招きし、学校にむけたNHKのコンテンツ・サービスの紹介や、それらがどう教育活動に使えるのかについて、プレゼンテーションを行ってもらった。後半は、番組制作プロデューサーから番組製作の意図や工夫などの話を聞くことができた。

以上のように、6つのそれぞれの部会で、大変盛り上がり、いろいろな県の先生方と情報交換をすることができた。

この記事は、日本視聴覚教育協会発行の月刊「視聴覚教育」10月号にも掲載されています。
日本視聴覚教育協会ホームページ(放送教育ネットワークのページを離れます)

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