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放送教育ネットワーク

ネットワーク通信


2013年11月08日(金)

生きる力を培う「放送学習」プロジェクト

竹下 佳余(千代田区立九段小学校)
片岡 義順(川崎市立下布田小学校)

8月3日(土)・4日(日)、プロジェクトメンバーが東京に集まり、「育てたい生きる力」を培うための単元構想や授業デザインを作成し番組活用を進めた実践について報告し合いました。

■幼稚園「健やかな心を育てる放送番組活用」
  • 育てたい生きる力:表現力・コミュニケーション力・好奇心・共感的理解
  • 活用番組:「ノージのひらめき工房」「ピタゴラスイッチ」「しぜんとあそぼ」
  • 内容:月1~3回ほどのペースで視聴している。15分の番組をクラス全員で視聴し、直後に感想を出し合ったり話し合ったりする時間を設けている。その後、そこからイメージした活動を自由に行う時間を保障している(写真1)。
  • 成果・課題:成長の変化が見えてきている。放送を利用した保育の中で一人ひとりがどう成長してきたかを丁寧に見取る。

■小学校「子どもたちが主体的に取り組む探究学習」
  • 育てたい生きる力:探究力・判断力・表現力・好奇心・情報活用力
  • 活用番組:「げんばるマン」「ふしぎがいっぱい」「ミクロワールド」
  • 内容:「げんばるマン」は、番組活用の意図によって探究学習のいろいろな場面で活用できる。今回は、八ヶ岳宿泊学習の課題別学習で個々が課題を設定する時間に使用した。自然のさまざまな事象について、詳しく調べたいという好奇心を高めるとともに、学習活動の見通しをもちながら取り組むことができた。この単元では「げんばるマン」だけでなく、情報を収集する場面では他番組や「NHK for School」も活用したりして学習を進めていった(写真2)。
  • 成果・課題:番組の活用が、問題を発見して課題を設定したり、思考を拡散したりとすることにつながり探究学習が深まっていった。

■特別支援学校(中学)「一人ひとりが考えを深め、自信をもって自らの考えを表現する」
  • 育てたい生きる力:探究力・構成力・状況判断力
  • 活用番組:「10min.ボックス」「伝える極意」「メディアのめ」
  • 内容:「映像を撮ろう~写真撮影を通して~」
    メディアの種類や効果的な利用法を番組やデジタル教材を使って調べ、社会への参画への基礎を養う。「10min.ボックス」『情報・メディア』の活用では、自分の考えを効果的に表現するためには、映像や写真をどのように活用したらよいかについて学習した。視聴前に制作したものを見直し、起承転結を考えて効果的な編集について話し合ったり、作品に表現したりする姿が見られた。
  • 成果・課題:主体的に作品の内容を深めたり、展開したりする姿が見られるようになった。子どもの実態に合わせて教師の働きかけ方を工夫したり、視聴後の子どもの思考を複数予想し活動に必要なものを準備したりすることが重要であると考える。

紹介したのは実践報告のほんの一部です。平成26年2月22日(土)13:00~16:00、NHK放送センター内474会議室にて、プロジェクトの成果報告会を開催いたします。3年間の実践の蓄積を通して得た成果を発表いたします。報告会に先駆け、NHK学校放送番組・デジタル教材の活用ポイントを「Q&A」形式で紹介した冊子「子どもが『楽しむ・分かる』 授業を『変える』」を作成いたしました。詳細は、本サイトのプロジェクトページでご案内しています。

この記事は、日本視聴覚教育協会発行の月刊「視聴覚教育」11月号にも掲載されています。
日本視聴覚教育協会ホームページ(放送教育ネットワークのページを離れます)

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