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2014年12月14日(日)

第52回東海北陸地方放送教育研究大会を終えて

川口 尚人(武蔵野市立境南小学校いとすぎ学級)

写真1 記念講演の様子

夏季休業中の8月22日、「未来を拓く学びの場を創造しよう」を大会テーマに、第52回東海北陸地方放送教育研究大会が開催されました。

今回も例年同様に、名古屋駅前のウインクあいち(愛知県産業労働センター)で、午前は開会行事・記念講演(写真1)、午後は課題別部会研究が行われ、約230名の参加者がありました。

■新たな取り組み① ~部会再編成~

今回、新たな取り組みが2点ありました。まず1点目は、小・中学校は今まで「放送番組活用」「総合的な学習」「情報教育」の3部会だったものを、「デジタルコンテンツ活用(小学校)」「デジタルコンテンツ活用(中学校)」と校種別にし、内容も「デジタルコンテンツ」に一括りにしたことです。

今や放送番組とデジタル情報がボーダーレスになってきているのが実態です。校種で分けたことで聞く側もわかりやすいように思いました。

また、部会の編成が変わったからか、番組利用の事例発表が今までよりも多くありました。地デジ化によって教室内では視聴しにくくなったことや、NHK for Schoolの動画サイトが充実してきたことによると思いますが、PC室やタブレット端末を利用して番組や動画クリップを視聴しやすくなったからかもしれません。番組利用の発表が多かったので、参加したい部会ばかりでどういう順番でどの部会に参加しようか、頭を悩ませました。まさにうれしい悲鳴です。

小学校提案では東郷町立諸輪小学校・福和寛晴先生の発表で、4年生理科『ふしぎがいっぱい4年生』「人の体が動くのは?」「動物の体」を使った事例でした。機器環境が恵まれない中でも(PC室のPCでしか視聴できない)、熱心にいろいろな番組を使って取り組んでいる様子がうかがわれました。本当にやる気があれば機器がそろわないなど というのは関係ないことがよくわかりました。

中学校提案では、福井市立国見中学校から、校内研究として学校放送番組を活用し、全教員が実践に取り組んでいる発表があり、地理、古文、理科、道徳などいろいろな番組利用の報告がありました。

また、養護教諭も地元の部会で番組利用の実践を紹介したところ、評判になっているとのことでした。中学校では教科の研究ができない中で、それぞれの教科で番組活用をしてみなさんで研究しているのは大変頼もしく感じました。

■新たな取り組み② ~情報モラル~

写真2 幼稚園・保育所部会

2点目は、校種や放送・視聴覚の区分を越えた部会、「情報モラル研究」です。情報モラルは今日的課題であり、いじめの元にもなりかねないことから重要なテーマだと思います。SNSやインターネットの利用を例に3人の事例発表がありました。

午前中の記念講演で話された園田学園女子大学教授・堀田博史先生は、午後の部会でまずこの「情報モラル」でご指導くださり、話し終わるとすぐに幼稚園・保育所部会に移動して指導するというように、大変精力的に部会を回ってくださっていました。

その幼稚園・保育所の部会は例年通りの賑わいで、今回も100名の参加があり、熱心な発表、議論がされていました(写真2)。園によって番組(活動内容)をしぼって視聴、活動している印象を受けました。

高校の「メディア研究」も例年通りに発表が行われ、『人生デザインU-29』の活用発表(キャリア教育)がありました。昨年と同様にどの部会も盛況で、特に幼稚園・保育所の活気には今回も圧倒されました。

全体として学校放送番組を利用した事例が多く、いろいろな校種、教科で番組活用研究が進められているのがわかり、大変心強く感じました。また、堀田先生の記念講演や部会でのためになるお話を伺えて、大変意義深い大会となりました。今回も名古屋、愛知県、そして東海北陸の底力を実感できるすばらしい大会でした。

この記事は、日本視聴覚教育協会発行の月刊「視聴覚教育」12月号にも掲載されています。
日本視聴覚教育協会ホームページ(放送教育ネットワークのページを離れます)

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