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2015年1月20日(火)

第48回放送教育研究会四国大会(愛媛・徳島大会)

川上 靖雄(東京都立つばさ総合高等学校)

■大会の概要

第48回放送教育研究大会四国大会は、夏と秋に校種別に開催されました。夏の愛媛大会は平成26年8月12日(火)に愛媛県松山市民会館で、秋の徳島大会は平成26年11月14日(金)に徳島県那賀郡那賀町立相生小学校でそれぞれ開催されました。参加者は愛媛大会に208名、徳島大会は約160名でした。

大会研究主題は、それぞれ「豊かなかかわりを通して、生きる力を育む放送教育を進めよう」(愛媛大会)、「一人一人の生きる力を育む、新しい時代の放送・情報教育を進めよう-教育の情報化を推進し、子どもの豊かな学びを創り出そう-」(徳島大会)でした。

■愛媛大会(幼稚園・保育所・中学校・高等学校・特別支援学校の部)

<全体会>

1 開会あいさつ
2 記念講演「その一歩先へ~進化し続ける放送技術~」

NHK放送技術研究所研究主幹 池沢 龍 氏

<分科会>

1 幼稚園・保育園部会

善通寺市立西部幼稚園(香川県)、学校法人宮地学園杉の子幼稚園(高知県)、学校法人荘山学園三葉幼稚園(愛媛県)より放送番組『しぜんとあそぼ』『ピタゴラスイッチ』『お話でてこい』を活用した実践報告があり、園田学園女子大学・堀田博史教授より指導講評をいただきました。

2 小学校部会

松山市立石井東小学校(愛媛県)より放送番組『スマイル!』を活用した実践報告がありました。

3 中学校部会

高松市立山田中学校(香川県)、高知市立城西中学校(高知県)、松山市立南中学校(愛媛県)より放送番組『美の壺』『道徳ドキュメント』『あしたをつかめ』『10min.ボックス』『考えるカラス』を活用した実践報告がありました。

4 高等学校部会

NHK松山放送局放送部・赤上亮チーフプロデューサーより、「放送コンテストに活かすテレビ番組制作のポイント」と題した講義がありました。

■徳島大会(小学校の部)

1 研究発表「相生小の取り組みの様子」

会場となった相生小学校の岸本先生から、相生小の放送教育のこれまでの取り組みについてのプレゼンテーションがありました。相生小は全教室に電子黒板と実物投影機が完備され、学校の統一的な課題設定のもと、放送教育・情報教育への取り組みが行われており、放送教育については「丸ごと視聴・継続視聴」の姿勢で臨んでいるとのことでした。

2 公開授業・授業研究会

1年~6年までの全学年で公開授業が行われました。各授業とも電子黒板・実物投影機を用いて授業が行われ、いくつかの授業では、児童が実物投影機を用いて発表を行う姿も見られました。また、3年生の理科で『ふしぎがいっぱい3年』「じしゃくのふしぎ」、5年生の道徳で『道徳ドキュメント』の視聴が行われました。公開授業に引き続き行われた授業研究会では、それぞれの授業ごとに分かれて質疑応答と討議が行われました。

3 分科会

情報教育・放送教育について、小テーマごとに3つの分科会が行われました。各分科会とも2つの提案があり、それぞれのテーマに従った実践発表と提案、および質疑応答と討論が行われました。

4 全体会

開会行事に引き続き、講演が行われました。講演は、鳴門教育大学大学院の藤村裕一准教授より、『1人1台タブレット・教育クラウド時代を見すえた、生きる力を育む放送教育』と題し、ICTを活用した授業は、「生きる力」を育む原点に立ち返り授業を改善していくためにあること、児童を主体とした「問題解決学習」こそが「生きる力」を育てること、と示されました。また、放送教育ではICTでは不可能な「自立」「協調」「思いやる力を育てる」ことができる、というお話でした。

■報告者の感想(徳島大会)

相生小学校は学校全体で放送教育・情報教育に取り組んでおり、年ごとに研究テーマを設けて研究を深化させていることがよくわかる大会でした。ICT機器を使うことが目的ではなく、「よい授業をつくる」ために機器を活用する、という姿勢が学校全体に感じられ、参考になることが多くありました。実物投影機を使いこなして堂々と発表する児童の姿も中~高学年でよく見られ、児童が主体的に学習に取り組むことで得られる教育効果の高さに改めて驚かされました。質疑応答や討議も活発で、熱気あふれる良い大会だと感じました。

この記事は、日本視聴覚教育協会発行の月刊「視聴覚教育」1月号にも掲載されています。
日本視聴覚教育協会ホームページ(放送教育ネットワークのページを離れます)

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