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放送教育ネットワーク

ネットワーク通信


2015年2月14日(土)

第63回九州地方放送教育研究大会沖縄大会報告

沖縄県視聴覚教育研究協議会 会長 島村 一司・事務局長 松本 直子

■放送教育の有効性

平成26年10月24日に「夢を育む!─ICT機器を活用した放送教育の推進─」を主題として、第63回九州地方放送教育研究大会沖縄大会が開催されました。嘉手納町内を中心とした保育園・小学校・中学校・高等学校の4校種で、午前中は7つの公開授業と授業研究会、午後は開会行事と記念講演が行われ、約150人の参加者がありました。

全体会ではピーターフランクル先生をお招きして、「夢を育む教師力」という演題で講演をいただきました。アンケートによると、多くの先生方から「教師としてのスタンスが変わった」、「広い見識を持つこと、体験することの大切さを実感しました」等の感想をいただきました。

幼保部会では、NHK for School「ノージーのひらめき工房」を活用し、子どもたちの自由な発見や驚きを大切にしながらダンボールで大型魚を作成することに取り組みました。

小学校では、「お伝と伝じろう」や「スマイル!」、「銀河銭湯パンタくん」、「読み書きのツボ」などを活用し、話の上手な聞き方(うめラいス)や読み手に伝わりやすい意見の述べ方などを確認し、話し合い活動や意見文書きがより活発に、より効果的に行われるよう取り組んでいました。

中学校では、「10min.ボックス」や「道徳ドキュメント」、「いじめをノックアウト」などを理科、道徳、特活などの授業に活用し、現象をイメージしやすくし、より自分たちの問題として考えられるよう工夫していました。

高校では、「メディアのめ」や「高校講座」を情報の授業に活用し、音の持つ力のすばらしさを実感させ、コンピュータによる音楽編集の楽しさをより身近に感じさせるよう有効利用していました。

学校放送番組は子どもたちの“考える力を伸ばす”、“「こころ」を育む”、“伝え合う力を伸ばす”などの面において非常に効果的であると、4校種すべての授業者の先生方が実感しておられます。本研究協議会では思考力やコミュニケーション能力、判断力のアイテムの一つとなる「こころ」を育むことによって、子どもたちが多様な価値観を理解できると考えています。多様な価値観を理解することによって、幼児児童生徒一人一人が自分に合った生き方を見いだし、「夢」を持って積極的に学ぶ姿勢を育んでいけると考え、本研究大会に挑みました。これからも、子どもたちが夢を持って積極的に学ぶようにするため、より多くの学校現場で放送番組を効果的に活用できるよう、先生方へ広めていきたいと思います。

小学校5年国語の公開授業の様子

■大会運営の反省点

近年、教育現場に課せられたさまざまな課題に対応するため、教職員はますます多忙になっています。そうした中、研究会へ参加し、運営等に携わる先生方は年々少なくなってきています。これは本研究協議会においても例外ではありません。本ブロック大会も、限られた人数の役員で企画・運営を行い、教育委員会及び関係する校長先生方のご支援をいただくことで、成功裏に大会を実施できた次第です。私たちは、日々、授業や生活指導等を本務として行っていかなくてはなりません。そうした状況の中で大会準備を進めてきましたが、本研究大会に直接結びつく公開授業及び授業研究会以外にも、多岐にわたるさまざまな準備(旅行社との対応・諸契約、全体会会場の確保・予約、資料の準備、バスの手配等)に取り組むことは慣れないことの連続で、想像以上の負担感がありました。共催者であるNHKとも話し合いの上、適切に分担して進めるなどの工夫が今後ますます必要になるかと思います。さらに、コンパクトで無理のない運営体制でも実施できる大会を模索する時期にきていると感じました。こうした役割分担を明確にしていくことで、今後各地で行われる予定の研究大会において、関わる先生方が放送番組を活用した公開授業や指導案検討にもっと力を注ぐことができるようになるかと思います。

このような状況で開催した本ブロック大会ですが、会場校の先生方とも公開授業に向けて共に学びあうことができ、私たちは心から「本当に良い大会が実施できた。」と考えています。研究会の会員ではない先生方が、会場校を引き受け実践に取り組むことで、NHKが制作したコンテンツの質の高さや有効性に触れることができました。今後も、多くの先生方が良質のコンテンツを活用した分かる授業を構築できるよう、精進して参りたいと思います。

小学校2年特活の公開授業の様子

この記事は、日本視聴覚教育協会発行の月刊「視聴覚教育」2月号にも掲載されています。
日本視聴覚教育協会ホームページ(放送教育ネットワークのページを離れます)

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