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放送教育ネットワーク

ネットワーク通信


2015年12月11日(金)

第51回中国地方放送教育研究大会
鳥取(米子)大会報告

鳥取県放送教育研究会事務局長 湯尾 毅(鳥取県境港市立第一中学校教頭)

平成27年8月7日(金)、米子コンベンションセンターにおいて、平成27年度第51回中国地方放送教育研究大会鳥取(米子)大会が無事終了しました。大会主題は「教育メディアを活用した思考力・判断力・表現力の育成」~放送番組による主体的・協調的な学びをめざして~でした。

 

■校種別提案発表

各県で校種を分担し鳥取県4本(①~④)、他県で4本(⑤~⑧)の取り組みが報告されました。
①自ら主体的に学び・考え合う中で、見方や考え方を深める授業づくり
 ~『NHK for School』の活用~
②タブレットのカメラ機能を活かした授業実践
③学校放送番組を有効に活用するための授業作り
④ICT機器を活用した学び合いのある授業
⑤自立的に生きる力の育成を目指した「学ぼうBOSAI」の活用
⑥算数科における指導効果を高めるNHK学校放送番組の活用
⑦学校放送番組を活用した思考力・表現力の育成
 ~中学校理科での「考えるカラス」の活用~
⑧NHKデジタルコンテンツを利用した授業実践
 ~教育メディアとタブレットを使った協同学習の取組~

 

■テーマ別分科会

 ワークショップ形式の分科会が行われました。
A 教科指導におけるICT・メディアの活用
  鳥取県 湯梨浜町立東郷小学校 田中 靖浩
B メディアリテラシー教育におけるICT・メディアの活用
  島根県 江津市立津宮小学校 大久保 紀一朗
C ICT・メディア活用推進のための環境整備・校内体制づくり
  前東京都北区立桐ケ丘中学校長 永嶋 昌博
D すぐに実践活用できる情報モラル教育
  鳥取県ケータイ・インターネット教育推進員 今度 珠美

 

■全体講演

 最後に大会のまとめとして、放送大学教育支援センター教授の中川一史先生に、演題『教育におけるメディア活用の現状と課題~ICTを視野に入れて~』でお話をいただきました。以下のような概要でした。
 ICT活用の特性として、「Public」と「Private」の間を行き来できるということが挙げられるが、この部分をうまく使えるかどうかが勝負だと考えている。
●どちらに注意を向けるか
  画面「Public」/タブレット端末「Private」
  ⇒ 目的がはっきりしていないと生徒の注意力が散漫になる。
●授業支援ソフトウェアはどう活用するか
  共有「Public」/個人「Private」
  ⇒ 要点をおさえないと、生徒に目がいかない、表示が分かりにくい等問題が起きる。
 これらのことを十分に理解した上で、ICT活用熟成のフェーズとして重要なのは、「ICTならではの使い方を追究する」「従来の教材・教具との関連を検討する」「とにかく使ってみて、考える」ということであって、ICTの活用がよいか悪いかの判断を先にしないことである。皆で検証しながら、とりあえず遊びでも使ってみる、子ども自身が良いか悪いかを判断するといったことが大切である。
 ICTをツールとして「いつ、どのように使うのか」を子どもたちが自ら判断できるよう目指したい。

大会の様子

■参加者のアンケートから

○ 参考になる発表・分科会・講演でした。この内容を活用して、子どもたちに実践的な力がつくように指導していきたいと思います。
○ NHKを始め、ICTのたくさんの教材があることに気づくことができました。展開の中で、どのように活用すると効果的なのか事前に考えながら実践していきたいと思います。
〇『NHK for School』の番組を授業の中でさらに活用していきたい。
というありがたいご意見を多数いただいた反面、
△ ワークショップの時間が短いのが残念だった。 各校でタブレット端末の導入に差があり、実践できるかどうか分からない部分もあった。より専門教科ごとの分科会を開催していただけるとありがたい。
△ 特別支援に関することがなかったのは残念です。
等のご意見もありました。これらについては、次回の岡山大会での課題であると考えています。
 また『NHK for School』の番組を利用したことがあるか」という設問に対し「はい」の回答が51%でした。今後、本研究会に参加された先生方が各々の学校において、今回知り得た情報や授業で使えるコンテンツを紹介し、活用を促進していくことを期待しています。

 

この記事は、日本視聴覚教育協会発行の月刊「視聴覚教育」12月号にも掲載されています。
日本視聴覚教育協会ホームページ(放送教育ネットワークのページを離れます)

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