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放送教育ネットワーク

ネットワーク通信


2016年3月10日(木)

子どもが生き生きと学ぶ放送学習プロジェクト
─学習者主体とした放送番組活用─

全放連研究プロジェクト委員長 片岡 義順(川崎市立新城小学校)

全国放送教育研究会連盟(以下、全放連)では、放送教育の研究推進と普及をめざした研究プロジェクト活動「子どもが生き生きと学ぶ放送学習プロジェクト」に取り組んでいるところです。今回は、2015年12月11日に行った研究授業と2月20日に開催した中間報告会での実践発表についてお伝えいたします。

 

学校放送活用で「考える道徳」

日時:2015年12月11日(金)6時間目
場所:横浜市立東汲沢小学校6年教室
授業者:吉田圭一(プロジェクトメンバー)
活用番組:「オン・マイ・ウェイ!」第3回
 全放連では、学校放送を活用した授業を行うことで子どもの「豊かな心」を育むことを大切にしてきました。それは番組自体に子どもたちの情緒に訴え、望ましい心情や態度を育てる教育的効果があるからです。今回は番組活用を通して、子どもたちの心を育んでいく道徳の授業を行いました。
 研究授業では、番組内の主人公の思いに寄り添いながら葛藤する場面をとらえて議論させました。吉田学級の子どもたちは、授業を通して自然との「共生」について自分なりに考えを深め、自分ができることがないか考えていました。

 

思考ツールを活用して主体的に学ぶ

議論の場面では全員意思表明を行うとともに、考えを深めることをねらい、思考ツール(バロメーター)を活用しました。授業の中で、それぞれの立場について根拠があることを視覚的にも把握することができていました。子どもが主体的に学んでいくうえで有効な手立てとなりました。

 

継続的な番組活用が学習効果に!

研究授業を行った吉田学級では、年度当初の4月から、道徳番組以外にも多くの番組を活用した授業を行ってきました。番組を活用した授業を継続的に行うことで、映像から大切な情報を受け止め、どのように生かすか考えられるようになっていく子どもの姿が、本時では多く見られました。

 

授業後の研究協議から

授業後の協議会には、プロジェクトメンバーだけでなく東汲沢小学校の教員も参加して行いました。概念を押さえていくだけの道徳ではなく、葛藤、悩むことを大事にした「考える道徳」の実現に向けた発問やワークシート、子どもの声をどう生かしていくかなどについて協議を行いました。

 

プロジェクトで授業実践を積み重ねています

吉田先生の研究授業では、「考える道徳」の授業を通して豊かな心を育む授業を行いました。現在メーリング登録者数が95名(2016年2月23日現在)となった「子どもが生き生きと学ぶ放送学習」プロジェクトでは、いろいろな教育テーマに対して学校放送の特色を生かしていくことで、効果的な教育活動が実現できることを実践研究から明らかにしています。
 2016年2月20日(土)に開催した中間報告会では、そのような事例が多く報告されました。報告会で発表された実践内容は、今後、当ウェブサイトに掲載していく予定です。

 

この記事は、日本視聴覚教育協会発行の月刊「視聴覚教育」3月号にも掲載されています。
日本視聴覚教育協会ホームページ(放送教育ネットワークのページを離れます)

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